2014年11月2日日曜日

グリーンランタンについて
こんにちは!TAROUZAです。
今回はグリーンランタンの概要について説明させて頂きます。

グリーンランタンとは、宇宙の秩序と繁栄を願ったガーディアン・オブ・ジ・ユニバースによって作られた緑の指輪、それを装着する事によってほぼ宇宙最強の力を手にした、勇気と誠実さを兼ね備えた者の事である!


今回はグリーンランタンの主要メンバーの簡単な歴史について説明させて頂きます。
コーズについてはこちらを参考にして下さい。

<グリーンランタンの歴史:簡略版>
1959年のShowcase22号にてこのタイプのグリーンランタンが初登場。
彼の名前はハル・ジョーダン。
連載開始当初は人気を博していたが、段々下火になり、一時休刊。その後連載を開始し様々な変遷を経てジェフ・ジョンズ期に人気が再爆発。現在に至る。
簡単に言うと、
Showcase

Green Lantern (1960年シリーズ)

Green Lantern(1990年シリーズ)

Green Lantern:Rebirth

Green Lantern(2005年シリーズ)

Green Lantern:New52!
と言った感じになります。


New52!以降の大まかな話の流れとしては
Green Lantern誌発足

第1巻
第2巻

Rise of Third Army

Wrath of First Lantern

ライツアウト

アップライジング

ゴッドヘッド
の様になります。



登場人物①
ハル・ジョーダン
職業:(主に)テストパイロット。
性格:陽気で向こう見ず。


彼の歴史は中々複雑である。

<シルバーエイジ>
キャロル航空会社のテストパイロットだった彼は、地球に不時着したアビン・サーから緑の指輪を手渡され、グリーンランタンとして活動開始する。
グリーンランタンとして選ばれたハル
当初はガーディアンの言われるままに宇宙を守り、他のグリーンランタンと共闘してライバルであるシネストロ(後述)をやっつけたりしていた。
が、グリーンランタンとして活躍すればするほど想い人キャロル・フェリスとの距離が離れ、気付けばキャロルは知らない男と婚約していた。もう彼女のそばにはいられないと感じた彼はテストパイロットを辞め、保険会社員として働くようになった。
が、宇宙での活動により何日も不在にした為に上司に合わせる顔が無くなったので、おもちゃ会社のセールスマンとして働く事に


<グリーンランタン/グリーンアロー>
その後グリーンアローと二人旅を始め、ここでハルはキャロルにグリーンランタンは自分であると正体を明かし、ついに結ばれる。
詳細は翻訳の出ているこちらにて!
そして二人旅終了と共にグリーンランタン誌は一時休刊に。
その後フラッシュ誌のバックアップとして細々と活動そ続ける彼だったが、グリーンランタン誌が復活し活動の場を得る。その後雑誌自体は途切れる事無く続いている。
その何年か宇宙を放浪したりキャロル航空に出戻りした後に、グリーンランタンである事自体がキャロルとの関係を困難にしていると気付き、一時期グリーンランタンを脱退
その間はジョンやガイが活躍する事に。が、暫くしてクライシス辺りで再びグリーンランタンに復帰

<クライシスオンインフィニットアーシズ>
そしてクライシスの後に、グリーンランタンコァを取り仕切っていたガーディアンが去り、それと同時にセクター度のグリーンランタンの設置は廃止(が、区分は便宜的に残存)。ハルと残されたグリーンランタン達は地球を拠点に活躍する事に。
が、その後にグリーンランタン自体の意義を問われ、解散。

<新シリーズの開始(1990年シリーズ)>

ハルは長くグリーンランタンであり続けた為に地球での居場所も職も無く、各地を職を変えながら点々とする事に。
そして最終的に自分のアイデンティティがグリーンランタンであると確認した彼はメンバーを集めてグリーンランタンを再結成する事に。

<パララックス化>

グリーンランタンのメンバーを集めて次第に動き出すハル中心のグリーンランタン隊。だが突然の悲劇を彼が襲う。地球を離れている間にサイボーグスーパーマンとモングルによってハルの故郷であるコーストシティが破壊されてしまったのだ。
悲しみくれる彼は指輪の力を使って街を再現しようとするが、エネルギーが尽きてしまう。
そして私利私欲の為にリングの力を使ってはならないとガーディアンから警告を受ける。

ガーディアンへの反発と、街を再現する為の更なるエネルギーを得る為、ガーディアンの居る惑星オァへと向かう彼であった。

悲しみと怒りが彼を突き動かす。その様を危険視したガーディアンは他のグリーンランタンメンバーを向かわせるが、誰も彼を止める事が出来ない
殆どのメンバーを返り討ちにし、ガーディアンが隠し玉として用意していたシネストロをも殺し、
ハルの前に立ちはだかるシネストロ
最後にハルを止めようとしてくれたキロウォグをも殺し、
ハルはもう後戻り出来なかった
ハルはオァにある無限のパワーを手にし、パララックスとなる。
パララックスと化したハル
そして時間を逆行させてコーストシティの破壊を無かった事にするゼロアワーを目論むが、ヒーロー達に阻まれて実行出来ず。
その後ファイナルナイト事件にて、懺悔の意味も込めて、自らの命を犠牲に地球を救ったハルだった。
オースを唱えるハル
彼は最期までGLであった
が、先代のスペクターだったジム・コリガンが昇天した為に、ハルがスペクターの憑代となり思わぬ形で復帰。
復讐の精霊スペクター
スペクターには憑代が必要な為ハルが選ばれた
そして暫くは幽体であったが、邦訳の出ているグリーンランタン・リバースを経て再びグリーンランタンとなる。
輝きを取り戻したハル
このグリーンランタンリバース以降はまた新しくシリーズ(2005年シリーズ)が始まり、ジェフ・ジョンズ期と呼ばれます。ハルが主人公シリーズのグリーンランタン中で一番面白い時期です。New52!はこのジェフ・ジョンズ期の続きに当たります。ここはいずれレビューを載せようと思っています。




登場人物②
シネストロ
性格:大胆にして不遜。計算高い。

シネストロは元々グリーンランタンの天敵として登場した。
グリーンランタンの初期の弱点の一つに黄色の物体には効かないというものがあり、それを逆手に黄色の力を身にまとった者として登場したのが彼であった。
彼はもともとグリーンランタンの一員であったが、ある理由でグリーンランタンである事を剥奪され、アンチマターユニバースに幽閉される(この辺りの過程は度々変更される)。
その後アンチマターユニバースにて黄色の指輪を鋳造し、イエローランタンを名乗るようになり、何度もグリーンランタン達に戦いを挑む
当初からハルのライバル関係が決定付けられていた。
<二度の死>
が、そんな彼にも終わりは来る。
クライシス後にまたもや捕まり、裁判の後に死刑判決を受ける
そして処刑されてしまう。(1990年シリーズの直前)
確かに死んだはず、だが・・・
が、何とか意識だけをセントラルバッテリーの中に送り込み、パワーバッテリーを暴走させる。
それを止める為にセントラルバッテリーの中に突入するハルだったが、それもシネストロの策略だった。
問題のシーン。これがハルのパララックス化の原因となった
そしてこの件は何とか収まり、ずっと死んだままだったはずのだったシネストロだったが、上記のハルの狂奔の折に抑止力として駆り出される。
が、またもや無残にも殺されてしまう
だがしかしそれはシネストロの策略で実は生きており…これ以降はグリーンランタンリバースにて!

リバース後は自分で作った軍団、シネストロコーズを率いたりと中々の活躍を見せていたりします。この辺りはいずれまた紹介します。
これがシネストロコーズだ!


<追記>
シネストロの性格ですが、長い歴史で大分肉付けされました。
元々は子悪党みたいな感じだったのですが、何しろイエローランタンという設定上再登場し易く、どんどんボス化して行き、各ストーリアークの最終敵は殆ど彼という有様。
が、設定の転機が訪れたのはエメラルドドーン(クライシス後に騙られたグリーンランタンのオリジン)。
クライシス後新しく語り直されたオリジン
ハル・ジョーダンの師匠計算高い性格、といった側面が付加されていきました。
そしてジェフ・ジョンズ期にて以前にも増して出番がかなり増えた為に、見せ場と彼の内面が語られる機会も増えました。

そして元グリーンランタン隊の一員であったという設定を逆手に取って、New52!スタート時には、ライバルだったはずなのに味方になってる!?といった所からスタートします。

ジェフ・ジョンズ期にてだいぶファンを増やしたのか、個人誌までスタートさせてしまいました…!

個人的にはグリーンランタンの中では一番好きなヴィランです。

これから紹介予定のNew52!Green Lanternはほぼこの二人が主軸となって話が展開されて行きます。ジェフ・ジョンズ期の集大成であるWarth of First Lanternまでノンストップで展開されていくグリーンランタンワールドをお見逃し無く!

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