2014年9月7日日曜日

DAREDEVILのご紹介 その1


初めまして。このブログの共同投稿者のはしこ(ユーザー名 24hashin)と申します。

ここでは、マーベル社のデアデビル誌をざっくり時系列順に紹介させていただこうと思います!
と大口を叩きながらも私自身、比較的最近のものしか読んでいないので、偏った紹介になると思います。ご容赦ください。

ご紹介の前に、【入手方法】についてですが、 クレジットカードを使ったらもう何でも手にはいるので、カードを使わなくても購入できる方法、アマゾンJPとデジコミについてのみ触れさせていただきますね。


DAREDEVIL Vol.1
1964~1998年連載
#1-380+アニュアルなど

1964年に誕生しただけあって、ものすごい量のコミックがあります。TPB化・デジコミ化されていないものも多く、正直全部読める気がしません。
しかし、Vol.1の中でもいくつかの重要エピソードを読めば大丈夫です。
Vol.1の重要2大ポイントをご紹介させていただきます。

「フランク・ミラー期」
#158-191。バットマン:イヤーワンやダークナイトリターンズ、300で有名なフランク・ミラーが担当したデアデビルの黄金期です。最初はアーティストとして参加していましたが、途中からライターとしても活躍します。
女暗殺者エレクトラの登場やブルズアイとのロシアンルーレットなど、デアデビル史において重要なエピソードがいくつもあり、デアデビルを語る上では欠かせないものとなっています。
ちなみにこのフランク・ミラー期でデアデビルは一気に人気が出たようです。
【入手方法】アマゾンJPで、ミラー期をまとめたオムニバスが約1万円で売っています。デジコミもあります。

「Born Again」
フランク・ミラーは#191をもってデアデビル誌から離れますが、3年後ライターとして再びデアデビル誌に戻ってきます。
邦訳も出版された、かの有名なボーンアゲインです(#226-233)。
デアデビルの正体を知ったキングピンが、ありとあらゆる方法でマットを破滅させようとします。正直えげつないです。
地位も名声もお金も……すべてを失ったマットが、愛するもののためにボーンアゲインする様は胸熱の一言。アートも大変素晴らしく、鳥肌ものです。
【入手方法】邦訳は絶版となっており、入手するのは困難ですが、某サイトのベストコミックランキング100で毎年トップ10入りするほどの名作なので、是非原書をお手にとっていただきたいです。デジコミあります。

JRJRの「Typhoid Mary」などVol.1のオススメエピソードは他にもたくさんありますが、フランク・ミラー期とボーンアゲインを読んでいればとりあえず何とかなります。
ちなみに、ミラー期とボーンアゲインを何故オススメするのかと言うと、ラストが非常にスッキリしているからです。
「ええ!?この続きはどうなるの?」とならないので、手を出しやすいと思います。
また先ほどお話ししたように、Vol.1のエピソードはTPB化されていないものが多く、されていてもプレミア価格だったりします。ミラー期とボーンアゲイン(原書)は定価で買えます。



DAREDEVIL Vol.2
1998~2009年連載
#1-119、#500-512

ここからはTPBごとにご紹介させていただきます。

「Guardian Devil」
ジョー・ケサーダ先生がアーティストを務めた#1-8を収録。デアデビルとブラックウィドウが子育てしたりと、なかなかフフッとなるシーンも多いのですが、途中でとんでもない事件が起きます。この事件が後々のエピソードにかなり響いてくるので、必読の一冊です。
【入手方法】アマゾンJPにTPBあり、デジコミあり。

「Parts of a Hole」
#9-15を収録。耳が聞こえない暗殺者エコーが登場します。目が見えないデアデビルと対照的でいいですね。
良作らしいのですが、これを読まなくても今後のストーリー理解には支障ないです。
【入手方法】アマゾンJPでは中古しか売ってませんが、定価ぐらいなので一応買えます。もちろんデジコミもあります。

「Daredevil by Brian Michael Bendis & Alex Maleev Ultimate Collection Book1」
#16-19、#26-40を収録。
ベンディス&マリーヴコレクションとか言いながらも、#16-19のアートはDavid Mack先生が担当されてます。
とある事件に関わって心を閉ざしてしまった少年、ティミーをめぐる短編です。号泣必至の名作です。
(#20-25は収録されてませんが、読まなくても大丈夫です。MARVEL Unlimitedにはあります。)
#26からベンディス先生とマリーヴ先生の長期連載が始まります。
特徴としては、非常にTVドラマ的なところ。サスペンス的な要素が強く、展開としては地味かもしれませんが、マット・マードックのアイデンティティー(←ここ重要)に迫った傑作です。
【入手方法】アマゾンJPにTPBあり、デジコミあり。

「Daredevil by Brian Michael Bendis & Alex Maleev Ultimate Collection Book2」
#41-50、#56-65を収録。
(#51-55は「Echo:Vision Quest」というタイトルで別で発売されています。Parts of a Holeと同様、読まなくても大丈夫ですが、これもまた良作との噂。何故かTPBは絶版で、ハードカバー版のみアマゾンJPにあります。)
2巻では、あの大物ヴィランとの決闘やヤクザとのチャンバラ(笑)など、アクションシーンも満載で、ますますヒートアップ。新しいヒロインも登場します。
【入手方法】アマゾンJPにTPBあり、デジコミあり。

「Daredevil by Brian Michael Bendis & Alex Maleev Ultimate Collection Book3」
#66-81と、もろもろを収録。
いよいよ最終巻。マットやキングピン、FBIや他のヒーロー・ヴィランたちの思惑が交錯するなか、デアデビルの運命はいかに!?
【入手方法】アマゾンJPにTPBあり、デジコミあり。

「Daredevil by Ed Brubaker & Michael Lark Ultimate Collection Book1」
#82-93を収録。ベンディス&マリーヴ先生からバトンタッチを受け、ブルベイカー&ラーク先生がデアデビルを担当します。
ベンディス期1巻から続いた、デアデビルのアイデンティティー問題はこの巻でひとまず決着します。また私立探偵ダコタ・ノースも登場し、より一層サスペンス色が強くなります。
【入手方法】アマゾンJPにTPBあり、デジコミあり。

「Daredevil by Ed Brubaker & Michael Lark Ultimate Collection Book2」
#94-105を収録。
温厚な性格の囚人、グラディエーターことメルビン・ポッターが、突然人が変わったかのように凶暴になります。弁護士としてマットは事件を調べますが、事件は思わぬ方向に展開し……。
非常に鬱な巻なので心してお読みください。
【入手方法】アマゾンJPにTPBあり、デジコミあり。

「Daredevil by Ed Brubaker & Michael Lark Ultimate Collection Book3」
#106-119、500を収録。(ややこしいですが、#119の次が#500です。)
ブルベイカー&ラーク先生最終巻。
新キャラクター、レディブルズアイ(ブルズアイに心酔している日本人の女の子)が登場。
レディブルズアイや忍者集団ハンド、キングピンや他のヴィランたちが絡み、大型クロスオーバーSHADOWLANDの伏線が張られていきます。
【入手方法】アマゾンJPにTPBあり、デジコミあり。

「The Devil's Hand」
#501-507を収録。
ライターがAndy Diggle先生に交代します。
舞台は日本。ハンド内部に潜入したデアデビルの暗躍が描かれます。
【入手方法】アマゾンJPにTPBあり、デジコミあり。


「SHADOWLAND」
SHADOWLAND#1-5を収録。(※デアデビル誌ではありません。)
忍者集団ハンドの壊滅を目論んで、内部に潜入したはずのデアデビルが、悪に染まってしまった!?
ブラックデアデビルが○○をぶっ刺すというトンデモ展開で始まった大型クロスオーバー。スパイダーマンやアイアンフィストなど、ストリート系ヒーローが集結し、シャドウランド壊滅を目指します。
関連誌はたくさんありますが、このシャドウランド本誌と、後でご紹介するDAREDEVIL:SHADOWLANDを読んでいれば大丈夫です。
【入手方法】アマゾンJPにTPBあり、デジコミあり。

「DAREDEVIL:SHADOWLAND」
#508-512を収録(The Devil's Handの続巻)。
デアデビルやデアデビルと関係の深いキャラクターの視点からシャドウランドを捉えた物語。
ぶっちゃけこれを読まないとシャドウランド意味わからないので、シャドウランド本誌と同時にお読みすることをオススメします。
【入手方法】アマゾンJPにTPBあり、デジコミあり。


「DAREDEVIL:REBORN」
DAREDEVIL:REBORN#1-4を収録。
シャドウランドで色々やらかしてしまったデアデビルが、ニューヨークを離れて贖罪の旅に出ます。
【入手方法】アマゾンJPにTPBあり、デジコミあり。

このREBORNをもって、デアデビル誌は一旦リセットされます
リセットといっても、今までの設定は残したまま。新規読者が入りやすいよう、今までの設定をあまり引きずらずにデアデビル誌を再スタート!というわけです。


DAREDEVIL Vol.3
2011~2014年連載。
#1-36+アニュアルやその他諸々

再びヘルズキッチンに戻り、フォギーとともに弁護士業を再開させたマット。
街を歩けば「デアデビルだー!ww」と指差される有り様
仲間として新たに地方検事のカースティンが加わり 、弁護士/ヒーローとしてマットの活躍は続く!

Vol.3では一貫してMark Waid先生がライターを務めます。特徴はユーモア溢れるシナリオとおしゃれでスタイリッシュなアート。Vol.2とはかなり雰囲気が変わります。
途中、スパイダーマンとパニッシャーとのクロスオーバーを挟みますが、デアデビルのTPBに関連号は全て収録されているので大丈夫です。
【入手方法】TPB・ハードカバーは全7巻。ハードカバー版は売り切れているものもありますが、TPBはアマゾンJPで全て入手できるはずです。
最近、大型サイズのハードカバー版が出版されました。全3巻です(こちらで揃えた方がお得感あるかも?)。


DAREDEVIL Vol.4
2014年~現在連載中。
#1-7(8月現在)
#0.1(Vol.3とVol.4の間を描いたもの)
#1.50(デアデビル50周年記念号)

製作陣はそのままに、舞台がサンフランシスコに移ります。
Vol.3の流れを引き継いでいるので、まずはVol.3をどうぞ!
【入手方法】TPB第1巻が10月発売です。


長くなりましたが、デアデビル誌のご紹介は以上です。
最後まで見てくださりありがとうございます!
このブログを読んで、デアデビルに少しでも興味をもってくだされば嬉しいです。

ちなみにですが、
後日、デアデビルのオススメ短編をご紹介させていただこうと思っています。

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