2014年9月7日日曜日

レッドランタンTPB 第一巻レビュー

このシリーズはフラッシュポイントを受けて始まったNew52!中のいちシリーズです。
フラッシュポイントによる設定のリセットを受けなかったグリーンランタン枠の一つでなので、リランチ前のグリーンランタンイベントのWar of Green Lanternから続いています。が、作中におおまなかな説明があるので無理に読まなくても分かります。

レッドランタンについてはこちらのリンクを参照してください。



第一話
アトロシタスの母星を滅ぼした首謀者の亡骸を手に入れた彼だったが、宇宙は理不尽な暴力にさらされる者たちの、怒りと悲しみに満ちていた。レッドランタンの仕事はその暴力を排除する事だと彼は認識していた。
そしてレッドランタンの力の増大を図る為、彼はある決断をする。

第二話
ある星で理不尽な暴力に晒される子供と出会うアトロシタス。その子供が抱えた人形は彼の子供を思い起こさせる。それによって自分の中の怒りを再認識する彼であった。そして、彼は誰を選ぶか考えあぐねていた。

第三話
彼が選んだのはBleez(ブリーズ)と云う女性レッドランタンだった。
レッドランタンの本拠地にある赤い池に放り込まれると、レッドランタンは理性を得られる。彼はブリーズを池に落し、理性を得させ、統率の取れた行動が出来る様にする事でレッドランタンの力の増大を図ったのであった。
ブリーズの過去と向き合い、彼女に復讐を果たさせようとするアトロシタスだったが…。

第四話、第五話
ブリーズに理性を得させる事で力の増大を狙ったアトロシタスだったが、彼の心に生まれたのはブリーズへの不信感であった。
疑惑を払拭すべく、彼は、ラチェット、スカロックス、ジリウス・ゾックスを池に落し理性を伴った会話を試みようとする。
だがレッドランタンになる人物は怒りを讃えるだけの過去があった。写し出されていく各々の過去。
そして一方地球では新たなレッドランタンが生まれようとしていた。

第六話、第七話
第一話でアトロシタスが大事に扱っていた、彼の復讐対象の死体が消えていた。
怒りの源である為、彼は必死にそれを探していた。
一方その頃、地球で生まれたレッドランタンrankorr:ランコルの元にやってきたのは、グリーンランタンの一員であるガイ・ガードナーだった。
力を制御出来ないランコルをなんとか止めるガイだったが、街の人を救っている間にランコルは宇宙へ飛び去ってしまう。
そしてなんとか死体の元へ辿りついたアトロシタス、だがそれは彼の過去に遺物が原因だった。翻弄されるアトロシタス。そして偶然その場に居合わせたランコル。彼の運命はいかに?!


割とネタバレ、固有名詞は省略して書いてます。
レッドランタンの入門書的な本です。
今回の見所はランコルと云うキャラクターでしょうか。さらりと書いてますが、これ第一話からずっとバックアップ的に話が挿入されていて、第五話でようやく地球人レッドランタン誕生!という流れなのです。その甲斐あって大分感情移入しやすくなってます。

今回のアートはED Benesで、立体感とスタイリッシュな絵柄で女性も綺麗に描かれており、大変魅力的なアーティストです。
時々アトロシタスの顔が無いのが気になりますが…笑。

気になった方は是非こちらをどうぞ!

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